REXの暇つぶし場

詩集　（色　責任　ナイフ　鏡　道）

色

人それぞれ

違う色がある

決して同じ色ではない

そして人々は

毎日違う色を混ぜていく

昨日の自分と

今日の自分は

違う色

毎日変わっていく中で

皆違っていた色が

死という色に

統一される


責任


僕には無理だ

持つことは出来ない

重い重いよ

そんなこと任されたって

でも

それをもてるのは自分だけ

それを持つのが自分の役目

自分だけに与えられた

自分だけの使命

上に立つ者だけが持つことの出来る

栄光というなの

重りなんだ


ナイフ


君の言葉はナイフだ

僕の心を傷つける

なんてひどい奴なんだ

消えてしまえ

いなくなってしまえ

でも人はいう

君の言葉もナイフだろ

はっと気付いたその時には

君の心はズタズタだ

何故人は傷つけあうのだろう


鏡


君は僕の鏡

君を傷つけるたびに

君に映った自分が傷ついて

そして自分が傷ついて

その度に後悔

分かったはずなのに

分かったつもりなのに

また僕は

君を

僕を

傷つけていく

君に映った

自分を見ながら


道


この道を行くと

僕の夢が叶う

もちろん終わりなんて見えない

長い長い道のりだ

たどり着けるのかも

終わりがあるのかさえも

分からない

でも僕はこの道を行く

どんなに時間がかかっても

たとえたどり着けなくても

今遠い所にいる

君に追いつけるように

僕は歩き続ける